1枚から制作可能!QRATES(クレイツ)やWax Alchemyなどアナログレコード関連サービスがすごい。

DJ

デジタルメディアの普及とともに姿を消しつつあったアナログレコードが再び注目されてますね。

HMVが新譜と中古のレコードを扱う専門店「HMV Record Shop」を渋谷にオープンさせたり、アナログレコードの売上が世界的に回復したりと斜陽メディアだった

古き良きアナログレコード

が一週まわって新しい価値観を持ちつつあるということで、アナログレコードに関連するサービスや商品をリサーチしたところ、

えっ、マジで?そんなことできるの?

という驚きのサービスがあったので紹介したいと思います。

◯NIKEiD感覚でアナログレコードが制作できるウェブサービス「QRATES(クレイツ)」

QRATES

4月24日(金)にローンチした日本発の新しい音楽サーヴィス「QRATES」(クレイツ)がヤバい。何がヤバいかというと、なんとオンラインでアナログ盤を小ロットで誰にでもつくれてしまうのだ。つくれるだけじゃない。販売も行える。さらには「予算がない」なんて方には、クラウドファンディングを行えるサーヴィスも搭載している。

レコード本体やスリーブの色、ラベルのデザインなどを決めてアナログ化する音源をアップロードするだけで簡単にアナログレコードが制作できる画期的なウェブサービス。

手軽で直感的な操作はスニーカーカスタマイズで有名なNIKE iDのレコード版といったところ。

さらにクラウドファンディングもできるので、資金が集まったらアナログレコードを制作するといったことも可能。自分で在庫を持つ必要がないのもポイントが高い。

制作は100枚から可能なので、個人用というよりはまとまった数が必要になる販促ノベルティとかに使えそう。

スニーカーだけじゃなくてアナログレコードも個人がウェブ上で制作できる時代がいよいよやってきましたよ。

https://qrates.com/

1枚からアナログレコードの制作が可能なWax Alchemy

Wax Alchemy

Wax Alchemyはダイレクトカッティングという技法を用いて、オーディオデータを市販プレスレコードと同等の塩化ビニール盤にダイレクトカットし、一枚単位で〝あなただけの〟アナログレコードの制作をいたします。

すごい、ついにここまで来たか!

なんとアナログレコードが1枚から制作できるという、10年前だったら考えられなかった夢のようなサービス。これは本当にすごい。

7インチ、10インチ、12インチレコードのカッティングが可能で12インチの制作金額はシングルで5000円と趣味レベルでも手の届くものになってます。制作期間は7〜10日ほどとのこと。

12inch Cutting (Single)
12inch シングル盤のカッティング 片面1曲(両面収録)

45 rpm – Best Sounding – 8min / Max Time – 15min
33 rpm – Best Sounding – 15min / Max Time – 20min

12inchの盤は1.5mm 130g (黒)を使用しています。

¥5,000

http://www.waxalchemy.com/

◯アナログレコードをデジタル音源として取り込めるION AUDIOのポータブルUSBターンテーブル「Mobile LP」

ION-AUDIO_MobileLP

Mobile LPは、内蔵スピーカ搭載、バッテリ駆動対応のポータブルUSBターンテーブルです。12インチレコードジャケットサイズで、手軽に持ち運べ、場所を選ばずどこでもアナログ・レコードをプレイすることができます。また、USBケーブルでコンピュータやiOSデバイスと接続し、デジタル音楽ファイルとして取り込み可能。±10%のピッチ調整機能やヘッドフォン端子、外部入力端子まで備えた、多機能レコードプレーヤです。

これが売れに売れてるらしく、一時期は生産が追いついていなかった模様。

単純に音楽を聴くだけだったらDJユースなターンテーブルとか本格的な機材は必要ないけど、昔ながらのレコードプレイヤーはちょっと嫌だというニーズに突き刺さったアイテムなんじゃないでしょうか。

PCやスマホと接続してアナログレコードをデジタル音源として簡単に取り込めるのも今っぽくて良いですね。昔、コロンビアというメーカーから発売されていたポータブルレコードプレイヤーの現代版とも言えるアイテムで、これ1台あれば通常の視聴は十分です。

この機能で1万円ちょっとという価格設定もすごい。

藤原ヒロシ氏がディレクションするショップ「the POOL shinjuku」のオープンを記念した別注品を発売して話題となったのも記憶に新しいところ。

まとめ

カセットテープやCD、DVD/ブルーレイといったメディアは個人で制作することができましたが、制作が難しかったアナログレコードもついに1枚単位から気軽に制作が可能になったのは驚きです。

言わずもがなですが、市販の楽曲をアナログレコードにして販売するのは著作権侵害なので絶対にやめましょう。

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