「新世紀」の原点。1968年に公開された映画「猿の惑星」のここがすごい。

1968年に第1作が公開された映画「猿の惑星」。初めて見たのは小学生ぐらいだったと思いますが、幼いながらに随所で度肝を抜かれた大好きな映画です。

2014年9月19日(金)から公開される新シリーズ2作目「猿の惑星:新世紀」を見る前に、おさらいも兼ねて第1作目「猿の惑星」のここがすごい、と思うところをまとめました。

新世紀の原点となる映画「猿の惑星」の1作目はあらすじがすごい。

宇宙飛行士が地球に帰還する途中、猿が人間を支配する惑星に不時着。宇宙飛行士たちは猿に拘束されてしまい地球への帰還を妨害される中、

宇宙飛行士に好意的な猿に助けられてこの惑星の真実を知ることになるという、かなり興味深い内容。

原作が存在するので完全なオリジナルストーリーではないですが、ダーウィンの進化論を完全否定するかのような斬新な設定やストーリーには度肝を抜かれました。今考えると

あらすじが凄すぎます。

新世紀にも負けてない。「猿の惑星」は特殊メイクがすごい。

PLANET OF THE APES

photo credit: GoofyGoof via photopin cc

本物の猿なんじゃないのか?

と思えるほど精巧な特殊メイクはちょっと不気味ですが、人間的な柔らかい一面も垣間見えるところがポイント。特に目つきやしゃべるときの口元が本当にリアルです。公開が1968年なので撮影が行われたのはその1年〜1年半ぐらい前だと思いますが、

今から45年以上も前にこのようなハイレベルなメイク技術があったことに驚愕。

現在のCG技術と比べても遜色のないリアルなメイクは必見の価値があります。

新世紀にも負けてない。第1作目「猿の惑星」が著名なクリエイターに与えた影響がすごい。

小山田圭吾

photo credit: Joi via photopin cc

小山田圭吾や元”A BATIHNG APE”のディレクターであるNIGOを始めとする著名なクリエイターにも多大な影響を与えてます。小山田圭吾は映画に登場する科学者の猿の名前「コーネリアス(Cornelius)」名義でも楽曲をリリースし、”A BATIHNG APE”はスケートシング氏(SK8THING)が命名したと言われるブランド名はもちろん、猿がブランドアイコンになっており、NIGO自身も映画で使用された衣装や関連グッズなどの熱狂的なコレクターとしても有名。

「猿の惑星」が第一線で活躍するクリエイターに与えた影響は計り知れません。

新世紀にも似てる?第1作目「猿の惑星」のDVDパッケージがすごい。

PLANET OF THE APES

前述の通り「猿の惑星」を初めてみたのは今から20年以上前なので当時はDVDというメディアは存在しなかったのですが、

現在も販売されているDVDのパッケージには”衝撃のラストシーン”が使用されていることでも有名。

意図してそうしたのか、何かのミスなのかは分かりませんがDVDのパッケージに写っているものがストーリー上とても重要な意味を持つので、これを見た時は本当に驚きました。

その他、映画が制作された1960年代中盤は国際情勢も不安定、アメリカはベトナム戦争の真っ只中ということもあって、

自然破壊や核兵器の使用による人類滅亡など、国際社会を痛烈に批判するとともに当時の世の中を風刺しているとも言われる名作です。

2014年9月19日(金)より公開される新シリーズ2作目「猿の惑星:新世紀」。その原点とも言うべきレガシーシリーズの第1作を見ることで新たな発見があったり、「猿の惑星:新世紀」をもっと楽しめるかも知れません。

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